教員は処世術を身につけよ。部活問題,自民議連のガイドラインに腹を立て,一周まわってこの結論。

    もっと処世術を身に着けたらどうだ。

     

    部活問題を議論する中で思うことがいっぱいある。

     

    なぜ,教員をふくめ多くの人は過労に至ってしまうのか。

    なぜ,勤務時間外まで指導してしまうのか。

    本当に同調圧力なのか。

    数々の疑問があふれてくる。

     

    中庸は良いことと思う。

     

    例えば,夜のPTAの活動を控えめにする。拒否はしない。

    例えば,部活の顧問は引き受けるが,中途半端にする。拒否はしない。または副顧問になる。または名前だけ貸す。

     

    しかし,自分の得意分野だけは絶対に譲らない。

    ある分掌に関しては,絶対の自信がある。これに対しては,時間や対価を考えず働く。

     

    一般に言われる部活だけの教員は実はいない。絶対の自信があるのが部活であって,他の分掌もしている。部活に熱心な先生は中途半端かもしれないが担任業務をする。

     

    部活に関する制度が悪いのはわかる。賛同できないのもわかる。しかし,部活をしないでも管理職にたどり着くやつはいるし,幸せな教員生活を送るものもいる。

     

    実はそう興奮する問題でもないのである。

     

    教員は自腹で酒を飲んでいるよね。と揶揄されたことがある。つまり経費で飲み会をしないということだ。

     

    つまり飲み会を仕事と捉えている会社も多いということだ。しかし,公に飲み会が仕事と言うことを会社の採用時のパンフレットに書いている会社はない。しかし,それをわかって入社するのが普通だろう。入社してその飲み会の多さに負けて,去る者もいれば,うまくバランスを取り,左遷されながらもしぶとく生き残る。これが処世術ってもんだろう。うつ病になるものもいるだろう。ただ公務員と違って病休率は少ない。これは教員が病休を取りやすいからに他ならない。戦場並みの職種は多い。しかし今の制度は悪い。世の中矛盾ばっかりですよ。首尾一貫なんてない。

     

    教員は土日タダ働きさせられているよね。と揶揄されたことがある。いわゆる部活問題である。公務員である以上,週休2日である。採用時のパンフレットに「土日は部活で自由な時間はありません」,なんて法の下では書けないだろう。採用されて,部活のきつさに負けて去る者もいれば,うまくバランスを取り,白い目で見られながらもしぶとく生き残るものもいるだろう。これが処世術ってものである。うつ病になるものもいるだろう。病休をとっても,復帰は症状にもよるが可能だ。人が変わったようになるが,教える内容も復帰前とほぼ変わらず。教科書の改訂もちょっとだ。休職の制度はうまく利用したほうが良い。

     

    先生とあろう者,部活のキラキラ感に負けるな! 他にも目を向けよ!

     

    あのね,たしかに,部活顧問で苦しんでいる先生は多いよ。それを横目に部活顧問をしないで生きている人もいるよ。それを「ずるい」と思うか,「処世術がうまい」と考えるかですよ。

     

    だから「部活問題」について一切語らない先生もいる。「部活」に関して熱く語る人もいる。

    自分の家族について語る人もいる。PTAに一切かかわらない人もいる。いろ~んな人が荒波のなか生きている。

     

    でもほとんどの人が,多くの事象に関して「中途半端」に関わり,「それなりに」語っている。だから,みんな生き残って賢いのだから「処世術」は持っているのですよ。

     

    絶対に土日部活はするな。生徒と接触したら懲戒などを含め処分するとなったとしたら・・・。間違いなく,他の仕事を積極的にするやつが現れますよ。土日に部活をはびこらせたように。人は「これをやめろ」といわれたら「別のこと」をしだす。特に学校の先生はね。

     

    土日の部活がなくなったら「自主研修」という名で校長率いるゴマすり軍団が,土日に何をしだすかわからない。それに類する集団ができるに違いない。その数が増え,2030歳台がほぼ加盟したら,今起こっている部活問題と同じ問題が起こる。

     

    100年後,部活はなくなったら,以下のブログが出来ているかもしれない

    「中学校の校長ゴマすり軍団への強制加入は違法だ」

    「自主研修への強制参加は違法だ」

     

     

    20年以上前は組合に加入しないなんて人間のクズだと言われていた時代がある。

    今は若いのに部活顧問を持たないなんて人間のクズだと言われている。

     

    組合に入らない選択をしたのは我々の先輩である。だから今,組合加入率は減り,組合の仕事が嫌で苦しんでいる教員はほぼいないであろう。つまり我々の先輩が残した自主的な加入拒否が実を結んだのである。これは,公務員全般に言えることでもある。

     

    さて,我々の職場には後輩がどんどん加入してくる。先日もtwitterで吹奏楽部を「闇」ととらえ,就活か教採かまよっている人を見た。(関わった。)講師にでもなろうものなら間違いなく今の部活問題に直面するだろう。

     

    我々がうまく処世術を発揮して,部活も中途半端にする,できれば拒否する,若い人が顧問拒否しても非難しないという暗黙の文化を作れば,かなり救われる人は多いだろう。

     

    (何も事情がなければ)早く結婚して家庭を持った方が「処世術」はかなり身につく。配偶者や子から術を習うことは多い。

     

    大雑把にいうと

    教員が土日に生徒と接触しない文化が出来ても,また何かしでかすのが人の世である。

    我々は処世術を身につけよ。

     

    一方で

    せっかく自民議連が土日禁止のガイドラインを「生徒のために」作ったのならば,土日に部活指導した先生は処分対象にすべき。つまり,部活はなくし,学校対抗がなくなる。やむなく地域対抗になるだろう。そして,指導者の公正な競争が行われ,まともな指導ができるだろう。まともな指導者がいなければ,そのスポーツは衰退するのみである。衰退させたくないなら,させたくない人が何とかしなさいよ。身近な学校では相撲部はなくなった。以前あった地域の相撲道場もない。ニーズがないからである。水泳部もなくなってきている。でもスイミングクラブはある。ニーズがあるからである。

     

    まとめ

    一刻も早く,学校から部活の機能を取り払い,地域に移行せよ。地域対抗にせよ。

    教員は処世術を身につけよ。

     





     

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    乾 東一郎 (いぬい とういちろう)

    Author:乾 東一郎 (いぬい とういちろう)
    乾(いぬい)は多くの先生の意見や寄稿をブログに打ちかえています。
    !(^^)!関西を愛しています。  
    サイト主の記事と代筆で構成。

    教育時事ネタ,授業,部活,社会体育,貧困,うつ病,大阪記事。

    うつ病の先生をなくしたい。

    部活動を地域に移行したい。
    学校対抗をやめて,地域対抗にしたい。
    部顧問したい先生は地域で指導しなされ派。



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